2014年12月11日

高山WS最終回!終わりなきものづくり

宮田です。

先週12/6に、「ものラボワークショップ in 高山」の第5回(最終回)講座が終了しました。

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最終回は、「オリジナルの装置を完成させよう!」という講座名の通り、これまで継続的に作ってきたピタゴラ装置を「完成」させることが目標でした。
これまで何度かブログでも書いてきたように、「完成」というのが何を指すのかは難しく、自分が「これで完成だ!」と満足すればそれでよいかといえば、どうやら違う感じはするけれど、じゃあ客観的に何をもって完成とみなすかと考えだすと、それはそれでキリがなくなります。

でも、やっぱり「完成」した装置と「未完成」の装置は、それなりにはっきり区別はできるし、何かしら基準もありそうです。
ピタゴラ装置の場合は、スタート地点、ゴール地点、中継地点を(うまくいくかは別にして)途切れなく繋ぐ、というのが最低限の完成の基準だと考えられます。

そう考えると、今回のワークショップでも何とか全員の装置が「完成」したといってよいでしょう。最後まで粘り強く作業に取り組み、全員「完成」にまで辿りつけたことは、非常に良かったです。


それでは、今回の装置は「成功」したのでしょうか?
最後の発表会の時、各班3回ずつ自分たちの装置を実演する機会がありました。
スタートからゴールまで球を一度も途切れなく通すことができた班は、(私の知る限りでは)今回はありませんでした。
非常に惜しい班もありましたが、やはり、装置内の各パーツのつなぎの箇所で球が止まってしまうことが多く、何度か「救いの手」を差し伸べないと最後まで通すことができませんでした。

もちろん、これは悪いことではありませんし、そもそも限られた時間の中で高い精度を要求することは難しい話です(私たちが作る見本の装置だって、実演の時はいつも「失敗」します)。ワークショップのプログラム編成のあり方をまず反省すべきです。

むしろ、これをきっかけに、ものづくりにおいて、「なんとなく完成」させることと「きちんと完成(成功)」させることの隔たりに目を向けてもらえたかな、と。
とりあえず形を完成させてから、装置を通して成功させるまでに、思った以上の時間と労力がかかるということが、少しでも感じてもらえたのではないかと思います。

少し厳しめの感想になってしまいましたが、私たちが本当に嬉しいのは、その場限りのワークショップで満足してもらうことよりも、これをきっかけに持続的にものづくりに関わり続けてもらうことです。

今回のワークショップも、高山市、高山市教育委員会、高山工業高校の学生スタッフ・先生方、メンターの皆さま、保護者の皆さまには多大なご協力をいただきました。そして、和井田製作所の皆さまに何から何まで本当にお世話になりました。本当にありがとうございました。

これだけの恵まれた環境の中で、私たちも継続的にものづくりに関わることができることを感謝しつつ、次の世代にもものづくりの面白さを伝えていくことに、これからも少しでも貢献していければと思います。

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さて近日中に、他のスタッフも報告ブログを書いてくれる予定です。
乞うご期待。


(補足)
私は、今年のワークショップでは、3〜5回目にセンサー(電子工作)の講座・指導を担当しました。
今回のワークショップで使った装置・部品等を、参加者の皆さんでも揃えることができるように、リストアップしておきます。ご興味のある方は、ネット等で探してみてください(できる限り今後リンクを追加していこうと思います)。

基盤&センサー&その他部品
- Arduino Leonardo
※Arduino Unoでもいい
- ブレッドボード(大・小)
- マイクロBタイプのUSB
- 圧力センサー(FSR402など)
- 温度センサー(LM35DZなど)
- 光センサー(Cdsセル)
- 距離センサー
- ブザー/圧電スピーカー/圧電サウンダ(SPT08など)
- サーボモーター(RB50bなど)
- 電池
- 電池コネクタ
- LED
- ジャンパーワイヤー
- 抵抗いろいろ(1k、10k)
- 延長ワイヤーケーブル
- クリップケーブル

工具類
- ワイヤーストリッパー(P960)
- ペンチ

posted by ものラボ at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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