2014年11月14日

部分と全体

宮田です。

11/8(土)に開催された「ものラボワークショップ in 高山」の第三回の講座「簡単?おどろき?センサーのレシピ」は無事終了しました。

<準備>
昨年のワークショップで、思い切って電子工作・センサーを取り入れたところ、思った以上に興味を持ってもらえたので、今年はさらに拡大して2人に1セットの電子工作キットを準備しました。既存の電子工作キットを使わずに、ワークショップ用に一つ一つ選定して揃えました。
今年もArduinoというマイコンを使用しましたが、最近一層ブームになり、10個近く仕入れるのはなかなか骨が折れました。また青色LEDの在庫だけ少なく、早速今年のノーベル賞の影響を感じました。何度も秋葉原に買い出しに行き、足りない部品はネットで買い付け、何とか全員分のキットを揃えることができました。


<当日の様子>
今年も昨年と同じく、圧力センサーを押すと、LEDライトが1つ点灯する装置を作ってもらうことにしました。非常に簡単な仕組みですが、入力(実世界の感覚情報を受け取る)・データ処理(情報をデータとして処理する)・出力(再び実世界に何かを返す)の一連の流れを掴むことができます。

3-1.JPG
↑見本で作った装置

3-2.JPG
↑装置の説明中

今回の参加者は、予想を大幅に上回る勢いで電子部品を組み上げていき、念の為準備していた応用コース(より強く押すと、もう1つ別のLEDが光る装置)までみんな終わらせてしまい、時間が余ってしまいました。

3-3.JPG
↑真剣に取り組んでいます

3-4.JPG
↑参加者が作った装置(複数のLEDが使われています)

そこで急遽、マイコンに書き込むプログラム(Arduinoでは「スケッチ」といいます)の紹介をすることにしました。圧力センサーの「閾値(しきいち)」の話まで踏み込んで、どういう仕組みで装置が動いているかを説明しましたが、ちょっと難しい用語も多くわかりにくかったかもしれません。もう少し準備すればよかったと反省です。

arduino-sketch.png
↑あらかじめ準備しておいたスケッチ(一部値を修正)

3-5.jpg
↑めでたく全員分(今回は参加者20名なので10個)の装置が完成しました!


<次回に向けて>
さて、次回以降、今回作った装置を改良してピタゴラ装置に組み入れていきます。
入力として、圧力センサー以外に、光センサーや距離センサーを、出力として、LED以外に、サウンダー(ブザー)やサーボモーターを準備しています。
第三回の講座では、「実際に手を動かすこと」を重視し、見本を真似ることに集中してもらいました。しかし、次回からは新しい部品を使って、独自の装置を作ることになります。そこではやみくもに手を動かすのではなく、「設計すること」が求められます。

arduino.jpg
↑設計のための電子部品イラストも作ってあります!

この時、鍵となるのは先ほども述べたように、「入力」「データ処理」「出力」の3層に切り分けて、それぞれについて設計を進めることです。いきなり同時並行で全てに取り組もうとするのではなく、細かい部分に分解して、一つ一つのパーツを確実に作動させていくことが肝心です。一方で、最終的には一つの機構としてまとめなければならないので、全体像を見失わないようにしなければなりません。

全体を見渡しながら、部分を詰めていくこと


電子工作に限らず、ピタゴラ装置の完成に向けた、次回以降の課題になりそうです。

宮田

posted by ものラボ at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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