2014年10月24日

高山WS第1回を終えて

こんにちは。
武井です。

前回の佐々木君の記事にあった通り、去る10月11日に高山ワークショップの第1回が開催されました。
高山ワークショップは、なんだかんだ叫んだってほぼ丸1年かけて準備を進める、ものラボの中核プログラムと言えるでしょう。
市内の小学生を対象とする現在の形になって今年で3年目ですが、毎年参加してきた僕には、もはや季語のような存在です(笑)

さて、第1回では、僕は空気砲の講師を務めました。制作したのは段ボール空気砲とペットボトル空気砲の2種類です。
講座の中ではフォグマシーンを利用して、段ボール空気砲から出る渦輪を観察したり、作ったペットボトル空気砲を使ってゲームをしたりしました。
多少の反省点はあったものの取り敢えずは成功したと言ってよいのでは、と感じており、講師回を終えた安心感からホッとしています。

これまた佐々木君が報告してますが、今年の第1回には空気砲と3DCADの2つが組み込まれていました。
考えてみると、これってなかなか面白いと言うか山本リンダ並みに欲張りなプログラムだとも言えます(もちろん本当のリンダさんが欲張りかなんて全く知りませんが、名曲「狙いうち」の歌詞のせいで僕の頭の中ではリンダさんと欲張りが強く連合しています。こまっちゃうナ)。

3DCADは最終的には3Dプリンタで出力され形となりますが、時間的制約もあって、第1回目の講座内ではデータの作成に留まっています。つまり、ヴァーチャルなものづくりの体験と言えるでしょう。
一方の空気砲は、目の前に物理的に存在する材料と道具を使って行う、リアルなものづくりの体験です。
ものづくりは、ヴァーチャルとリアルの2種類だと言い切ることは強引で、現状の正確な把握ではないかもしれません。
しかしそれでも、ものづくりをそのようにざっくりと分類することに一定の意味があるとすれば、今回の講座はその両方をカバーしており、子供たちにものづくりの世界を紹介する高山ワークショップの初回としては適切だったのではないかと思います。

さらに、空気砲に関しては、子供たちに原理の説明はしていません。なぜ空気が出てくるのかやなぜ段ボールから出る煙がドーナツ状になるのかといった理屈には触れていません。
これも、空気砲部分ではリアルな体験を重視したためです。材料・道具と自分の身体を使ってリアルな何かに触れ、リアルな何かを見るという点を大事にしたいと考えました。
理科的な説明でその体験・感覚を侵食してしまうよりは、段ボールから煙がドーナツのように出て来るのを見たなどの体験と、楽しいな、不思議だなという感覚を得られれば十分だという気持ちで臨みました。
この体験の理屈が気になる子どもは本で調べたり周りの大人に聞いたりするでしょう(なお、子どもが親御さんに聞いた時に対応できるよう、別室で行われた保護者プログラムでは渦輪の原理を説明しています)。あるいは、これから先、学校で関連知識を習った際に、ものラボで体験したあれはそういうことだったのかと納得するかもしれません。
ただ、この体験が何にどう繋がるかはその子ども次第であって、極端なことを言ってしまえば、結局原理は知らないままでも構わないと思います。

最後に、反省点について記しておきたいと思います。
僕にとって最大の反省は時間調整についてです。今回は、3DCADと段ボール空気砲に25分ずつ、ペットボトル空気砲制作に50分を取りました。しかし、実際にはペットボトルの制作が短時間で済み、ゲームに移行するまでに手持ち無沙汰となる子どもたちが出てしまいました。こういった子どもたちにはゲームの練習をしていて貰ったのですが、それによってゲーム本番の運営に少し影響が出てしまいました。

ペットボトル空気砲の制作時間は8月に柏市で実施したキッズセミナーでかかった時間を参考に設定したもので根拠がないものではありませんでした。ただ、そのキッズセミナーでは予定より制作に時間がかかったということもあり、今回も時間が押した場合の調整は考えていたのですが、制作が早く終わった時にどうするかについては検討不足だったと言わざるを得ません。
今回のように、3DCADと空気砲の2つを並行して行っている場合には、空気砲の都合だけで急遽スケジュールを動かすことは難しいため、時間に関する検討は尚更必要だったのに、と反省しています。

一歩離れてみれば、制作が遅れた場合を考えるなら、早くなった場合も考えるのは余りにも当然のことのようですが、実際には経験に引き摺られて見落としてしまっていました。
起き得る可能性全てについて事前に対応を考えることは不可能としても、その事態が起こる可能性は小さいと本当に判断できるのか丁寧に吟味し、可能性を排除できないならば対応策を用意しておく必要があると感じました。

まぁそんなこんなだった第1回目はさておき、明日は高山ワークショップ第2回が開催されます!何を隠そう、このブログも現在高山に向かう車中で執筆しているのであります(^^)ゞ
講師回は全体を見なければならないので子どもたちとの交流が少なくなりがちですが、明日は1スタッフとして特定の班を担当できるので楽しみです。
わくわくがどうにもとまらない☆

それじゃまた〜



武井


posted by ものラボ at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 武井 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月19日

3DCAD・3Dプリンタに触れる

こんにちは、佐々木です。
先週の土曜日、「ものラボワークショップ in 高山」の第1回目が開催されました。
僕は、昨年度に引き続き、3DCAD・3Dプリンタの講師として参加しました。

第1回目は、空気砲の作成と3DCAD体験が平行して行われるという、特殊な進行でした。
その都合上、子どもたちが3DCADに触れられるのは、1人あたり25分程度。
さらに、用意出来るPC台数の都合上、2人1組での作業となります。
なので、最初に行う説明と25分間のCAD体験で、3Dプリンタ・3DCADに興味を持ってもらえる、あるいは、どのようなものかを理解してもらえるよう、準備段階でかなり試行錯誤をしました。

その結果、今回は、昨年度までのように子どもたちに自由に触れてもらうのではなく、下のようなプレートを、説明書に従って作ってもらうことにしました。

スクリーンショット 2014-10-06 22.11.53.png

3Dプリンタの原理にも関わることですが、CADで一