2013年12月27日

ものラボと3Dプリンタと今年

こんにちは。武井です。
先に書いておきますが、今回は中くらいの長さなので覚悟して読んでくださいね。

2013年も、もう終わりですね。
今年も社会で色々な変化がありましたが、ものづくり、ものラボに関することでは、3Dプリンタの認知度が高まって来たことが挙げられるのではないでしょうか。

ということで、朝日、毎日、読売の3つの新聞のデータベースを使い、「3Dプリンタ」をキーワード検索したときにヒットする記事数を年ごとに調べてみたところ、以下のようになりました(2013年のみ12月27日まで。2008年以前はいずれもヒットなし)。

新聞名  2013 2012 2011 2010 2009

朝日新聞 72件 ← 5件 ← 2件 ← 0件 ← 2件
毎日新聞 45件 ← 1件 ← 1件 ← 1件 ← 1件
読売新聞 42件 ← 0件 ← 1件 ← 2件 ← 0件

なんということでしょう(頭の中では完全に『TAKUMI/匠 』が流れています)。昨年以前に比べ、今年は3Dプリンタに関する記事が格段に増えていることが分かります。正直、予想した以上に綺麗にこの傾向が見られて驚いてしまうくらいです。
おそらく来年以降も3Dプリンタに対する関心は増々強まると思います。そのような中で、ものラボはどういう役割を果たせるのか、僕も一スタッフとして考えていきたいと思います。

それではよいお年を〜


武井
posted by ものラボ at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 武井 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

2013高山ワークショップ全日程終了!

みなさまこんにちは。佐々木です。
先に書いておきますが、今回は長いので覚悟して読んでくださいね。

題名の通り、12月7日を持ちまして、ものラボ高山ワークショップ2013の全日程が無事に終了いたしました。子どもたちの笑顔、楽しそうな様子を見ることが出来て、本当に良かったと思っております。何かを学んで、いや、感じてもらえたのなら、これほど嬉しいことはありません。参加していただいた皆様、ご協力していただいた皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。

最終回となった今回は、ピタゴラの完成とセンサーの組み込みがメインとなりました。各班には武井さんと女子スタッフ3人がそれぞれ入り、センサー組み込みは第4回に引き続き宮田さんが担当していました。かくいう僕は特段役割がなかったので動画撮影をしつつ全体の様子を見ていました。

まず、今回の子どもたちの集中力は本当に素晴らしかったです。子どもたちは、何とか完成を目指そう、最後まで止まらないようにしようと一生懸命頑張っていました。今まで若干飽きっぽかった子ですら、装置に真剣な眼差しを向けていました。

そんな見事な集中力の源泉は、おそらく「他人」の存在にあるのだと思います。

以前から書いているように、ものづくりは1人では出来ません。作業自体が追いつかないからというのも理由の1つですが、そもそも使う人、ないし見る人がいなければ、完成させる理由が弱くなるからです。自分のためにものを作る場合には「自分が発揮すべき労力」と「自分自身にとっての必要性」を天秤にかけることができます。特に今回はピタゴラ装置という、ある意味で無駄以外の何物でもない装置の作成です。おそらく子どもたちにとってみれば、楽しい以外の理由でそれを作る必要性なんかこれっぽっちもありません。つまり、自分にとっての必要性が少ない以上、自分が発揮すべき労力は少なくても構わない。そう判断してしまえば、装置の完成へ対する集中力などあっという間に途切れてしまうでしょう。

けれど、他の人が自分の作品を見る、さらにその作品の説明をしなければならないとなると、話は変わります。そのような場面に出くわしたら、こんな思いが頭をよぎるでしょう。

見て面白いと思われたい。
止まらないでカッコよく決めたい。
自分の頑張りを上手く説明したい。

そういう思いが芽生えたとき、「自分が発揮すべき労力」と天秤にかけることとなるのは「他者から見た「もの」の完成度」であり「他者から見た自分の頑張り」です。今ここで頑張るのは自分自身でありながら、他者という自分じゃないところ、それも時間軸的には未来の他者の有り様に、今の自分を動かす駆動力がある。この「自分以外のところから目的とエネルギーをもらう」経験こそが、ものづくりを真剣に行うために必要な経験なのではないか、とすら思います。

ものづくりにおける他者とのかかわり合いを考えてきたものラボですが、今回はこの経験をしてもらえたことが一番の収穫だったのではないか、と思っています。

さて、ここからは少し個人的な感想を交えつつ。

昨年度も作ったのですが、今回も参加の記念品としてポートフォリオをお渡ししました。

monolab_staff.jpg

これはものラボスタッフと関係者の写真による例ですが、実際に渡したものは、参加した24名分、各々が映っている写真と名前を入れたものなんです。つまり、24名分、使われている写真も記入されている名前も異なります。

正直、昨年度以上に作るのは大変でした。昨年度は子どもたちの作品の写真を使用したため、使う写真も限られただけでなく、作成グループごとにある程度のパターン化が出来ました。ですが今回は、子どもたちの顔と名前を一致させ、スタッフが撮影した数百枚近くの写真の中から写りの良い写真を3枚選択し、さらにそこから写真のトリミングの度合いと色味を手作業で決定していく必要があったため、作業の効率化はほとんど不可能でした。もっと簡単に作ることも出来たのでしょうが、1枚1枚が子ども、そして保護者の方の思い出になると考えると、手は抜けません。

そんなこんなで何とか作りあげたポートフォリオでしたが、表彰式でお渡しすると伝えた際、保護者の方からどよめきが上がりました。それを聞いたとき、気合を入れて作った甲斐があったと思いました。たった5回のワークショップでしたが、思い出の1ページとして飾っていただけるとスタッフ一同とても嬉しく思います。

最後に余談ですが、子どもたちには何故か相当好かれてしまったようで、初回からおんぶやちょっかいは当たり前、最終的には「S・A・S・A・K・I、ささき!」の大合唱など、指導スタッフというよりは「近所のお兄ちゃん」的な立ち位置で参加していたなぁ、と思います。思い返せば去年もそういう立ち位置でした(さすがにコールは起こらなかったけれど…)。この立ち位置に関しては僕自身色々と思うところがありますが、まぁ、子どもたちが楽しんでくれたのならいいのかな、と考えています。

ここは学校ではなく、ものラボですしね。

話が逸れてしまいましたが、とにもかくにも、無事終わりました。トラブルが生じたり、進行が思うように行かなかったこともありますが、最終回できちんと締めることができました。各班の装置の完成度も予想を超える高さで、それぞれの装置に子どもたちのオリジナリティ、個性が溢れていました。反省点は多々あるにせよ、素晴らしいワークショップになったとスタッフは自負しております。

改めて、皆様どうもありがとうございました。

…実は今回の高山ワークショップにはもう1つ、ものラボにとって大切な意味がありました。今は “farewell & welcome” とだけ書いておきますが、いずれまた詳しく書くこととなるでしょう。もしかすると、今までここに登場してこなかった人が登場するかもしれません。

そちらもお楽しみに。

それでは。

佐々木
posted by ものラボ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 佐々木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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