2013年09月30日

「講師」として

こんにちは。
ただ幸せになりたい、それだけ。武井です。

これまで準備を重ねてきた高山WSですが、初回の開催日まで2週間を切りました。
今年で2年目を迎える高山WSのプログラムが昨年度とどう違うかは以前このブログでも紹介しましたが、自分の取り組む姿勢にも違いがあるなぁということを最近感じています。

というのも、僭越ながら僕は第1回の講師を拝命しております。
もちろん講師ではなくスタッフとして参加する回もやる気十分ですが、やはりある意味で自分が責任者的立場に立っている回にはそれ以上の思い入れが生まれます。
「立場が人を創る」という言葉の意味がちょっとだけわかった気がしたり、すこぉーしだけの立場の違いに影響される自分の単純さにあきれてみたり…

なんというか、講師の立場に置かれると、前日の準備や当日の進行に関して全体を考えなくてはという気持ちが起こります。
準備で確認すべきポイントは漏らさずチェック出来るようにしておこう、当日スタッフとして参加してくれる地元の生徒・学生の方々にはどういう説明をしたら良いだろう、子供たちが楽しめる工夫はできないだろうか等々、おそらく一スタッフとして参加するだけならここまで考えなかっただろうなぁという点が次々と気になってきます。
と同時に、これまでの自分がいかに気楽な立場だったかがわかり、まとめ役の方々の苦労をきちんと理解できてなかったんだなという反省も感じています…

まぁそんなこんなをうだうだ考えながら、とにかくまずは初回の成功のために頑張りたいと思います(^^)g

ではまた〜

P.S.「幸せになる道には2つある」と歌い上げる中島みゆきの「幸せ」は厳しくも温かい名曲です。必聴!!


武井
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2013年09月17日

あなたのためのデザイン

こんにちは。再び、宮田です。

読もう読もうと思いつつ先送りしていた、ドナルド・A. ノーマンの『誰のためのデザイン?』という本を、つい先日読みました。

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
ドナルド・A. ノーマン D.A. ノーマン
新曜社
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ものづくりに関わる人にとっても、これはやっぱり、必読です。(「やっぱり」と言ったのは、デザインやユーザビリティや認知心理学の書籍で少なからず言及されているいわば古典という位置づけを強調するためです。)

1980年代に書かれたので、取り上げられている事例はもちろん古いですし、デザインや使いやすさに関するある意味では当たり前のことが書かれている本ではありますが、この「当たり前」の部分を改めて確認することは、必要だと思います。
ここで詳しい内容紹介はしませんが、最後の方の文章を少しだけ引用します。

もしもあなたがユーザならば、使いやすい製品を求める声に加わって、声をあげてほしい。製造メーカーに手紙を書いてほしい。使いものにならないデザインはボイコットしてほしい。よいデザインのものがあれば、ちょっと手間がかかったりお金が余分にかかったとしても、それを買ってその良いデザインを応援してほしい。そして、そういう製品を売っている店に自分の意見を伝えてほしい。


「モノ」は変えられます。使いにくいもの、嫌なもの、気持ち悪いものに、自分が我慢するのではなく、率直に「このモノが悪い」と声を上げることは、全くもって正当です。・・・意外と忘れられているような気がしたので。

野島久雄先生(東大教育学研究科出身です)による翻訳も読みやすいので、ぜひ読んでみてください。

宮田

ラベル:
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2013年09月12日

「人」づくり

こんにちは、宮田です。

ものラボでは、「ひと・ものづくり プロジェクト」として、「もの」づくり活動を通じた「ひと」づくりにも取り組んでいます。

この度、その具体的成果として、「人」をつくりましたので、ご報告致します。





金X先生は確か、「人」という漢字から、人と人とが支え合う様を説明していたと思います。
それを実際に「人」を作る中で検証しようと思ったのですが・・・果たして嘘っXだったのでしょうか。
(なお、定数Xの中には、同じ数字が入る)

どうにも、この「人」たちは、日本の少子高齢化を絶妙に体現してしまったようです。

さて、どうする?


宮田

(追記)
ちなみにリーガル・ハイの古美門研介は、さらに別の解釈で「人」という字を説明しています。
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2013年09月04日

流通科学大学受け入れ

こんにちは、佐々木です。
先日ものラボでは、神戸の流通科学大学の生徒さん(2、3年生)を受け入れ、3D技術を題材にしたワークショップを開催しました。
今回のワークショップは2日間にわたる長丁場でしたが、最後まで熱心に取り組んでいる姿はとても印象的でした(あと、東京観光への熱意も…)。

閑話休題。

今回のワークショップで行ったことは主に3つです。
1つ目は個々人で3DCADを使い、何かしらの3Dモデルデータを作成して、それを印刷すること。
2つ目は「学習に必要な道具」を作成するというお題に基づき、アイディア出し、粘土によるイメージング、そして3Dモデル作成を行い、実際のものづくりの流れを仮想体験する作業。
そして3つ目は、3D技術にまつわる諸問題を調べ、それをプレゼンする、というものです。

1つ目の作業では、123D Designを使ってモデルを作成し、そのデータを事前に提出してもらいました。
そしてそのデータを3Dプリンタで出力し、実際に3Dプリンタでの完成品がどのようになるか見てもらいました。
本当はプリントする過程も見てもらえるといいのですが、プリントには時間がかかるので、予めこちらでプリントを行い、当日はその取り出し作業を行ってもらいました。

完成品の例を幾つか紹介します。

CIMG5690.JPG

CIMG5684.JPG

CIMG5670.JPG

彼らは3DCADの使用経験はあまりなかったはずですが、写真にある例のように、形状も複雑で、デザイン性の高いものが数多く作成されていました。
これは今まで3DCADを教育目的で扱ってきた僕たちからしても、かなり大きな驚きでした。

これから3D技術が普及していく際の課題の1つとして、3DCAD、CGソフトの敷居の高さがあります。
実際、僕らが使っているsolid worksなどの専門ソフトはある種の概念理解が必要で、さらにその操作に習熟するにもかなりの時間がかかります。
それだけならまだしも、ある程度のスペックのソフトは個人で手を出せる価格とは言いがたく、それもソフト導入における1つの障害として存在していました。
また、比較的安価なCG作成ソフトにしても、空間的な認知能力が高くなければ作成が難しいことも多く、導入しても思うような作成ができないという事例もありました。

ですが、今回使った123D Designのように、操作が比較的直感的で、かつ無料の3Dモデリングソフトが出てきたことで、その敷居は大きく下がり、誰でも3Dデータ作成が行えるようになってきました。
それ自体驚きを持って迎えるべきことなのですが、この敷居が下がったということは同様に、教育的目的によって3Dデータを扱うことのハードルが下がった、ということを意味します。
今回にしても、教えたのは基本的な操作だけで、難しい操作はあまりありません。
今後のものづくりにおいても、3Dプリンタの普及を見越しても、仮にものづくりの世界に携わるのであれば、3Dデータが扱えることはおそらく必須に近い能力になるでしょう。
その能力の育成を行うにあたって、このようなソフトの登場は教育の現場にとって素晴らしいことだと思っています。

2つ目は「コミュニケーション」を通じて、何か形のあるものを生み出してみるという、ものラボの考え方に則ったグループワークです。
現実のものづくりの現場においても、個人ですべてを作ることは無いに等しく、様々な能力、個性を持った人たちが集まって1つのものを生み出します。
今回はそれを疑似体験してもらい、ものづくりとコミュニケーションの関係性を感じ取ってもらいました。
以前高山で同じような課題を行った際には小学生対象だったということもあり、粘土モデルの作成で実質的な作業は終了してしまいましたが、今回は自分たちで3Dモデルも作成してもらい、そこでもコミュニケーションを図りながら完成を目指してもらいました。
そしてそれらを印刷し、後述する発表の際にどんなものを作ったのかを、実物を見せながら説明してもらいました。
なかなかおもしろいアイディアが出ていましたし、一方それと同時に、実際のものは(例え3Dプリンタで印刷したものであっても)3Dモデルや頭の中のイメージとはまた違うということを体感してもらえたのではないかな、と思います。

CIMG5664.jpg

3つ目は、今回の大きなテーマである3D技術について、様々な視点からその現状、未来像をまとめ、発表するというものでした。
大きなテーマとしては、医療現場での3D技術の手法とその現状、医療現場に導入する際に必要な社会的制度、商業的な転用を睨んだ際の3D技術の活用可能性、そして3Dプリンタ個人普及の将来像と課題といったものになりました。
プレゼンで人に何かを伝えるときは、話の筋道や焦点、自分の言いたいことをはっきりさせることが必要で、それはそのままコミュニケーションを円滑に行うための技術として転用が可能です。
そういう観点から見れば、どのグループも良くまとめあげられていましたし、さらに僕らにはなかった視点から3D技術を捉えていて、とても勉強になりました。
質問も各グループに対して幾つか出され、なかなか活気ある発表になったのではないかな、と思っております。

IMG_1972.JPG

実は大学生の受け入れは初めてだったので、プログラムが上手く進行するか若干不安もあったのですが、生徒さんの熱心さのおかげで無事に終了することが出来ました。
そして生徒さんはもちろんのこと、引率されていた先生方、事務の方とも色々なお話ができて、僕たちスタッフとしても楽しいワークショップでした。

さて、次の大きなワークショップは高山での小学生向けワークショップです。
現在準備進行中ですので、その様子などもこのブログでお伝えしていきます。
昨年とは異なる新たな取り組みが導入される予定なので、乞うご期待。

それでは〜。

佐々木
posted by ものラボ at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 佐々木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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